【事例】ゴミ屋敷の再生
50代後半の男性Mさん
オーケストライフに、実家の片付けを頼んでくださった50代後半の男性Mさんの事例です。ご相談内容・対応
認知症でゴミ屋敷と化した家
長く独り暮らしをされていたMさんのお母様が今は入院中で、実家は空き家になっています。 お母様は認知症を発症した後、通信販売などで同じ品物を大量に注文したり、冷蔵庫などキッチンに大量の食品を貯め込み、その多くは賞味期限切れになってしまっているそうです。 また、物とられ妄想があり、本人の認識では泥棒が室内の物を勝手に持ち出したそうですが、庭には家財道具が放置されてしまっていました。 |
近所からクレームが・・・
Mさんは仕事をしているので頻繁に実家に帰ることができない状況ですが、帰省のたびに実家の片づけをしようと試みるものの、お母様の強い抵抗にあい片付けができないまま時間だけが経ってしまったそうです。その間、室内の状況はますます悪化し、更に庭の手入れすることもお母様が拒んでいたため、スズメバチが大量発生してしまっていました。
見るに見かねた隣人よりクレームが寄せられ、時を同じくしてお母様が体調を崩し病院へ緊急搬送。
外回りの片付け:スズメバチ駆除、屋根瓦の修理、庭の手入れ、家財道具の撤去
オーケストライフの害虫・害獣駆除の担当者が確認したところ、スズメバチの中でも凶暴性が高いキイロスズメバチであることが判明。巣は見当たらなかったので、くまなく捜索すると、屋根裏でバスケットボールくらいの巨大な巣を発見。巣を駆除するとともに、老朽化により侵入経路となってしまっていた屋根瓦のスキマを修理・リフォーム担当者がふさぎました。
注)巣をただ単に駆除するだけでは、同じ場所に繰り返し巣をつくられる可能性があるため侵入経路を遮断することが必要です。
清掃・家事代行の担当者が、伸び放題だった庭の除草や木の剪定、家財の片付け担当者が庭に放置されていた家財道具の片付けを行いました。
室内の片付け:食品の片付け、貴重品探し
家財の片付け担当者が、室内の片付けに着手。Mさんと処分するものを事細かに確認の上、冷蔵庫やキッチンの賞味期限切れの食品の片付けを行いました。腐った食品を入れていたため異臭を放つ冷蔵庫については処分を行いました。また、家財道具やごみの山に埋もれてみつからない預金通帳、印鑑、家の権利証などの貴重品を捜索しました。
家財の片付け担当者は手作業による丁寧な仕分け作業を得意としており、見落としがちな物の中等からも貴重品を発見することを得意としています。
お母様のサポート体制のご相談
老後のあんしん生活設計・成年後見の担当者が退院後どのような介護サービスを利用したいのかを詳しく伺い、使える制度などをご説明させていただく予定です。また、ご要望によっては成年後見の申し立て手続や有料老人ホームなどの施設探しのお手伝いをさせていただくことになります。 |