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耳より情報
2023年11月15日 [耳より情報]

外壁塗装の状態をセルフチェックしてみよう!

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。
今回は、一級塗装技能士による外壁塗装の専門店 株式会社功栄の名和 利夫が「外壁塗装の状態をセルフチェックしてみよう!」と題してお話しします。


今年も気が付けば、あと2ヶ月弱。年末を前に、少し早めの大掃除を始めている方もいらっしゃるかもしれません。
換気扇やクローゼットの中など、日常的に掃除をしない場所に目を向けると思いますが、それは家の中だけに限りません。

家の外(外壁)も美しくするべく、メンテナンスが必要です。実際に手を動かすのは、私たち“プロ”にお任せいただければと思いますが、ご自身できることもあります。

それは、外壁塗装の状態をセルフチェックすることです。

外の壁を手で少し触った際、手に白い粉がついた場合は、すでに塗膜劣化が起きている状態。
太陽が当たりやすい壁を指でなぞり、もし白い粉がつくようであれば、劣化が進んでいると言えます。

こちらは恐らく、「チョーキング現象」(別名:白亜化現象)がおきている状態。白い粉は、雨や紫外線により塗料の中の合成樹脂が分解され、顔料が粉状になって塗装表面に現れたものです。

また、外壁に “ひび割れ状態”が見られた場合は、塗装の時期が来ているサインです。

目地にひびが入っていると、雨が降った際に水が入りこんでしまう恐れが! 
この場合は、早めに対策をすることをオススメします。

真冬の寒さが来る前に、一度ご自宅の“外”(外壁)に目を向けてみてはいかがでしょうか?


そもそも、外壁の汚れにはどのような原因があるのでしょうか? 
大きくは、「藻・苔(コケ)」「経年による汚れ」「換気フード下の油汚れ」の3つが考えられます。

●日が当たりにくい北側の壁には、苔(コケ)や藻が発生しやすい
●紫外線や雨だれなど、経年劣化によって黒ずみが生じやすい
●換気フードがある周辺は、油汚れが生じやすい


※交通量の多い道路側に家がある場合、車の排気ガスも汚れの原因となります

このように外壁が汚れてしまった場合、塗装の前にまずは下地処理が必要になります。その一つが、高圧洗浄です。
これにより、古い塗膜やカビ・苔などをしっかり落とします。

以前、お客さまより「汚れていても、上から塗装をすれば綺麗に見えるし、大きな問題ないですよね?」と質問を受けたことがありました。しかし、汚れを落とさない状態で塗装をすると、以下のような問題が!

●汚れの上に塗料をかぶせてしまうので、表面がデコボコして見栄えが悪くなる
●塗料が密着せずに(どんなに質のよう物を使っても)すぐ剥がれてしまう


以上のことから、まずはしっかりと高圧洗浄にて汚れを落とし、そのあとで塗装という作業工程になります。

外壁塗装の塗料は、ここ数年「艶(ツヤ)消し」タイプが人気です。こちらを使用すると、光沢を抑えたマットな状態に! 
周囲の景色と調和し、全体的に落ち着きがあり、高級感のあるナチュラルな仕上がりになります。

同時に最近主流になってきているのが、濃い色の塗料です。
たとえば玄関前やベランダの外側など、ポイントを決めて使用すると、良い感じのアクセントとなり、洗練された雰囲気になります。

塗料といえば、9月に放送された「有吉ゼミ2時間スペシャル」(日本テレビ系列)で、弊社でも使用しており、人気の高い塗料「超低汚染リファイン(株式会社アスティックペイント)」が登場しました。
汚れが付きにくいのが特徴のコチラは、ヒロミさんがコンテナを塗装する際に採用していたようです。

塗料の選び方ひとつで、仕上がりの美しさを長期間維持したり、高級感を出すこともできます。
外壁塗装をする時期になったら、ぜひ楽しみながら塗料を選んでみてください。
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