オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、寄り添った生前整理・遺品整理のお手伝いを みらいの整理サポート株式会社の細野 博之が「今からできる！生前整理のススメ」と題してお話しします。


突然ですが、皆さんは「生前整理」にどのようなイメージをもっていますか？　「すでに始めています」という方もいるかもしれませんが、「終活にはまだ早い気がして……」という声を聞くこともあります。

しかし、生前整理を始めるタイミングに遅い、早いはありません。基本的に生前整理は、「人生の中で自身のタイミングで、自分の身の回りのものや財産を整理すること」と言われています。最近では、40代や50代など、自身で何かの区切りがついたタイミング、または親の介護や子どもの進学・独立などをきっかけに始める方も多いようです。

たとえば、「今後も使わないだろう」というものを整理しておくのも一つ。（例：子供のもの、古くなった家具類、着ないであろう衣類、かつて趣味だったものなど）。弊社のお客さまの中でも、体力のある比較的若いうちに生前整理を行ったことで、「毎日の暮らしが楽しくなった」という方もいらっしゃいました。まずは気軽に、ご自身の生活の中で関わる”身近な場所”から整理してみてはいかがでしょうか？

先日、横浜市の集合住宅に居住しているAさん（70代男性）より、「不用品整理をお願いしたい」とご依頼がありました。Aさんの住まいにはエレベーターがなく、4階に住んでいるため、荷物を運ぶだけでも大変とのこと。「市で収集してくれる大型ゴミ（粗大ゴミ）を出すにも、1階の回収場所まで運ぶのが一苦労なんです。我が家は狭いので、だんだん溜めていた不用品が部屋を占領していくようになってきて……」とお困りの様子でした。

当日は、まず粗大ゴミ出しの代行からスタート。さらに部屋の片づけ、不用品の回収も行いました。Aさんからは、「数年前までは、体力的に大丈夫だったんですけど……。家の中の片づけは、体が動くうちに進めておくことが大事なんですね。これで家の中もスッキリしたので、気持ちよく生活できそうです。ありがとうございました」との言葉をいただきました。このように、お住まいの環境によっては、早めに生前整理（不用品の片付け等）を始めておく方が良いケースもあるのです。

物を整理し処分するということは、なかなか大変な作業だと思います。これまで共に過ごした品物には、色々な想い出も詰まっているでしょう。弊社では、片付けにおける、さまざまなアドバイスもさせていただきます。またお客さまに寄り添いながら、気持ちを整理するお手伝いもさせていただきます。ぜひオーケストライフまで、お気軽にご相談ください。