耳より情報
2023年07月28日 [耳より情報]
葬儀の種類・プランの選び方、作り方
オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は故人様への”心を映す“式を形に 地域とともに歩む葬儀社 横浜セレモ株式会社の加藤 芳俊が「葬儀の種類・プランの選び方、作り方」と題して、お話しします。
2023年5月、新型コロナウイルスは感染症法上「5類」に引き下げられ、葬儀に関しても変化がみられるようになりました。少しずつですが、会葬者数のほか、問合せやご見学をされる方も増えてきています。特に最近のお問合せで多いのは、「さまざまな葬儀社で『家族葬』のプランがありますが、どんな違いがありますか?」というものです。
『家族葬』は、基本的に『一般参列を行わず、家族や親族だけで故人とのお別れの時間を過ごす葬儀』とされています。しかし、明確な定義というものはありません。だからこそ、希望する葬儀の形態を決めておき、葬儀会社の特性を確認することがポイントになります。
☆参考:過去ブログ/コロナ禍の今こそ考えよう!葬儀のカタチ
「どういうお見送りをしたいか?」をあらかじめ話しておくことは、前向きな終活です。そうすることで、大切な方との最期の日を“後悔のない時間” にすることができるでしょう。
先日対応させていただいたAさんご家族も、「家族葬をしたい」というご要望がありました。お母様は生前、家族葬についての希望を遺言書にも残していたそうです。弊社では、事前のお打ち合わせから当日の対応までを1担当制とし、基本的に同じ者が一貫して葬儀をサポートしています。そのため、連携不足によるトラブルなどがありません。ご家族の意図を汲み取り、想いを形にすることができる――これは、弊社の強みにもなっています。
家族葬を選んだ場合、「小さくても温かい式」「その人らしさを感じる式」を望む方が多いのが特徴です。そのような希望を反映するためにも、ヒアリングをさせていただく時間が大切になります。
弊社でも先ほどのAさんご家族とは、1時間半〜2時間ほど打ち合わせをおこないました。このように、葬儀に関してある程度の希望が固まっている。もしくはプラン通りではなく、ご家族や故人の希望を反映する式を希望している際は、「1担当制を実施している葬儀社かどうか?」を確認しておくと良いでしょう。
先ほどのAさんご家族の話に戻ります。お母様は、長い間ご病気で入院されており、回復してご自宅に戻ることを望んでいましたが、残念ながらその願いが叶うことはありませんでした。
お打ち合わせ時も、ご家族は憔悴したご様子。しかし、そんな中でも娘さんから「母の希望だった温かい式にしたい」という言葉をいただいたので、ご家族の気持ちに寄り添いながら、ヒアリングを実施していきました。(ヒアリング/お母様の望んでいたこと、好きなもの(食べ物、色、趣味など)をお聞きします)。
ゆっくりと、想い出を話していただくような形で進めると、次第に好きだったものや、望んでいたことなどが、お話しいただけるようになりました。
◇Aさんのお母様が生前希望していたこと
・ご自宅に戻りたい
・大好きな珈琲を飲みたい
◇Aさんのご家族が葬儀で希望したこと
・動画や写真で母の歴史を振り返りたい
・母が好きだった音楽を流したい
上記のようなご要望をいただき、弊社では以下のような葬儀プランを作成しました。
◇ご提案した内容
・火葬場へ行く際に、ご自宅の前を経由してから向かう
・ご納棺の前に、ご家族とお母様でお茶(珈琲)の時間をもつ
・お母様の好きだったクラッシックの音楽を流す
・想い出の写真でフォトムービーを制作し、会場で流す
上記のご提案内容も含め、Aさんのお母様らしいエッセンス(※)を取り入れながら、葬儀の中身を作っていきました。
(※)Aさんのお母様が好きな色、好きなお花で会場を装飾する等
葬儀を終えAさんご家族からは、「母らしさを感じる素敵な葬儀にしていただき、ありがとうございました」という有難い言葉をいただき、私自身もこの日のことは大変心に残っています。
人生の最期の2日間(もしくは1日)をお預かりするということは、とても重要な役割を担うということです。だからこそ弊社では、葬儀が終わった後も「心に“お土産”を持って帰っていただく」ということをモットーとしています。葬儀はお別れの場でもありますが、その方の人生を振り返る大事な場。これからも、関わらせていただくお一人ひとりの方に寄り添い、ご満足いただけるように力を注いでいきたいと思います。
「どういうお見送りをしたいか」を決めておく重要性
『家族葬』は、基本的に『一般参列を行わず、家族や親族だけで故人とのお別れの時間を過ごす葬儀』とされています。しかし、明確な定義というものはありません。だからこそ、希望する葬儀の形態を決めておき、葬儀会社の特性を確認することがポイントになります。
☆参考:過去ブログ/コロナ禍の今こそ考えよう!葬儀のカタチ
「どういうお見送りをしたいか?」をあらかじめ話しておくことは、前向きな終活です。そうすることで、大切な方との最期の日を“後悔のない時間” にすることができるでしょう。
「1担当制」でのサポートとは?
家族葬を選んだ場合、「小さくても温かい式」「その人らしさを感じる式」を望む方が多いのが特徴です。そのような希望を反映するためにも、ヒアリングをさせていただく時間が大切になります。
弊社でも先ほどのAさんご家族とは、1時間半〜2時間ほど打ち合わせをおこないました。このように、葬儀に関してある程度の希望が固まっている。もしくはプラン通りではなく、ご家族や故人の希望を反映する式を希望している際は、「1担当制を実施している葬儀社かどうか?」を確認しておくと良いでしょう。
お母様の想いを形にした「温かい家族葬」
お打ち合わせ時も、ご家族は憔悴したご様子。しかし、そんな中でも娘さんから「母の希望だった温かい式にしたい」という言葉をいただいたので、ご家族の気持ちに寄り添いながら、ヒアリングを実施していきました。(ヒアリング/お母様の望んでいたこと、好きなもの(食べ物、色、趣味など)をお聞きします)。
ゆっくりと、想い出を話していただくような形で進めると、次第に好きだったものや、望んでいたことなどが、お話しいただけるようになりました。
◇Aさんのお母様が生前希望していたこと
・ご自宅に戻りたい
・大好きな珈琲を飲みたい
◇Aさんのご家族が葬儀で希望したこと
・動画や写真で母の歴史を振り返りたい
・母が好きだった音楽を流したい
上記のようなご要望をいただき、弊社では以下のような葬儀プランを作成しました。
◇ご提案した内容
・火葬場へ行く際に、ご自宅の前を経由してから向かう
・ご納棺の前に、ご家族とお母様でお茶(珈琲)の時間をもつ
・お母様の好きだったクラッシックの音楽を流す
・想い出の写真でフォトムービーを制作し、会場で流す
上記のご提案内容も含め、Aさんのお母様らしいエッセンス(※)を取り入れながら、葬儀の中身を作っていきました。
(※)Aさんのお母様が好きな色、好きなお花で会場を装飾する等
葬儀を終えAさんご家族からは、「母らしさを感じる素敵な葬儀にしていただき、ありがとうございました」という有難い言葉をいただき、私自身もこの日のことは大変心に残っています。
人生の最期の2日間(もしくは1日)をお預かりするということは、とても重要な役割を担うということです。だからこそ弊社では、葬儀が終わった後も「心に“お土産”を持って帰っていただく」ということをモットーとしています。葬儀はお別れの場でもありますが、その方の人生を振り返る大事な場。これからも、関わらせていただくお一人ひとりの方に寄り添い、ご満足いただけるように力を注いでいきたいと思います。