耳より情報
2021年08月30日 [耳より情報]
地域発展に貢献も!中小企業の強みとは?
オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、「好きなことをやる」ブルーオーシャン戦略を生かしたコンサルティングの ウエストスタート株式会社 中小企業診断士の西端 望が「地域発展に貢献も!中小企業の強みとは?」と題して、お話しします。
「オーケストライフ」は、2016年に11月に士業グループ「LTR」と、地域の異業種による新サービス創出を目的とした「こらぼ会」として活動をスタート。その後、2018年より本格的な活動を開始し、2020年7月に「一般社団法人オーケストライフ」として法人化されました。私もLTRメンバーの一人、中小企業診断士として、発足当時より活動に参加しています。
中小企業診断士と聞き、「どんな職業?」と思った方も多いかもしれません。そこで今回は、「中小企業診断士について」や、「中小企業にどんな強みがあるか?」をお話ししたいと思います。
中小企業診断士とは、その名のごとく企業をさまざまな面から診断し、経営についてアドバイスをおこなうのが仕事です。中小企業の経営者や、そこで働く社員の課題を調査して提案をする、いわゆるコンサルティングをおこないます。もう少し分かりやすくいうと、依頼があった企業の方に話を聞き、悩みを解決していきながら、会社やそこで働く人たちが成長するサポートが主な役割です。
さらに、企業と行政や企業と金融機関のパイプ役としての活動のほか、現在は(新型コロナウイルスの影響による)中小企業を支援する補助金申請をおこなうため、新規事業に向けてのコンサルティングや、事業計画書などの申請書類の作成も担当しています。
また、中小企業診断士は、経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格であるのが特徴です。私は10年ほど前に大手精密機器メーカーを退職し、勉強期間を経て資格を取得、その後ウエストスタート株式会社として独立しました。診断士の中には、企業内の経営企画室や開発部門などに所属している方、コンサルティング会社や金融機関に勤めている方もいます。
皆さんが日常的に利用している店舗や美容院、スポーツジムなどが、私たちのクライアント先という場合もあります。直接お会いする機会は少ないかもしれませんが、中小企業診断士の存在を少しでも身近に感じていただけたらうれしいです。
そんな中小企業診断士の私は、横浜市内を中心に、日々さまざまな業種の企業を訪問しています。その大半は、従業員が100名以内の中小企業です。中小企業を、働く人の数や資産(モノ・カネ)を大手と比較することでイメージする方も多いのですが、ここでは、その部分を”中小企業の強み”としてご紹介したいと思います。
まずは、従業員の数について。働く人の数が少ないということは、社員同士がお互いのことを認識し、「距離感が近い」という特徴にもつながります。社長と社員はもちろん、上司と部下、同僚同士とそれぞれにコミュニケーションを図る機会も多く、「良好な関係を築きやすい」ともいえるでしょう。さらに、距離感やコミュニケーションの部分は、お客さんとの関係にも反映されていきます。
たとえば接客業やサービス業では、マニュアル通りではない、臨機応変できめ細やかな対応がお客さんの心に響く場合もあります。トラブル発生時においても、親身になって問題を解決する姿勢や、トラブルを回避するだけでなく、プラスアルファの対応をしたことで、逆にお客さんから喜ばれる場面も多いのです。
また「構想から実現までが早い」というのも、強みの一つ。組織が大きい場合、新たな提案や挑戦は、会社のトップをはじめとした多くの人に承認を得る必要があります。一方で中小企業は、上の人間に意思決定を仰ぐまでのスピードが早く、適切なタイミングで構想を形にしやすい部分があります。組織が同じゴールに向かって進んだ際には、大きなパワーを発揮できるともいえるでしょう。
実は、成長する企業には、「自律型組織」という共通点があるんです。「自律型組織」とは、メンバーが自ら考え、主体的に動ける人材が集まった組織です。私もクライアント先でこれを提案し、実践している企業は大きく成長していると感じます。
そんな企業は、単純に業績が上がっているだけでなく、社員が働くことに対して前向きで、仕事に楽しさを見出している面も!
時には会社の中に一歩足を踏み入れただけで、そんな雰囲気を感じ取ることもあります。また、働く人が楽しいと思う組織は、良いサービスを生み、自然と消費者にも還元されていくのです。
コロナ禍の厳しい状況は続いていますが、新たなチャレンジを始めた企業も多く、地元の方の声が活力となって、頑張っている企業もたくさん存在しています。私も中小企業診断士として、そんな企業の皆さんを今後も精一杯サポートし、地域活性化へもつながるよう頑張りたいと思います。
「オーケストライフ」は、2016年に11月に士業グループ「LTR」と、地域の異業種による新サービス創出を目的とした「こらぼ会」として活動をスタート。その後、2018年より本格的な活動を開始し、2020年7月に「一般社団法人オーケストライフ」として法人化されました。私もLTRメンバーの一人、中小企業診断士として、発足当時より活動に参加しています。
中小企業診断士とは?
中小企業診断士と聞き、「どんな職業?」と思った方も多いかもしれません。そこで今回は、「中小企業診断士について」や、「中小企業にどんな強みがあるか?」をお話ししたいと思います。
中小企業診断士とは、その名のごとく企業をさまざまな面から診断し、経営についてアドバイスをおこなうのが仕事です。中小企業の経営者や、そこで働く社員の課題を調査して提案をする、いわゆるコンサルティングをおこないます。もう少し分かりやすくいうと、依頼があった企業の方に話を聞き、悩みを解決していきながら、会社やそこで働く人たちが成長するサポートが主な役割です。
さらに、企業と行政や企業と金融機関のパイプ役としての活動のほか、現在は(新型コロナウイルスの影響による)中小企業を支援する補助金申請をおこなうため、新規事業に向けてのコンサルティングや、事業計画書などの申請書類の作成も担当しています。
また、中小企業診断士は、経営コンサルタントを認定する唯一の国家資格であるのが特徴です。私は10年ほど前に大手精密機器メーカーを退職し、勉強期間を経て資格を取得、その後ウエストスタート株式会社として独立しました。診断士の中には、企業内の経営企画室や開発部門などに所属している方、コンサルティング会社や金融機関に勤めている方もいます。
皆さんが日常的に利用している店舗や美容院、スポーツジムなどが、私たちのクライアント先という場合もあります。直接お会いする機会は少ないかもしれませんが、中小企業診断士の存在を少しでも身近に感じていただけたらうれしいです。
診断士の目からみた中小企業の強み
そんな中小企業診断士の私は、横浜市内を中心に、日々さまざまな業種の企業を訪問しています。その大半は、従業員が100名以内の中小企業です。中小企業を、働く人の数や資産(モノ・カネ)を大手と比較することでイメージする方も多いのですが、ここでは、その部分を”中小企業の強み”としてご紹介したいと思います。
まずは、従業員の数について。働く人の数が少ないということは、社員同士がお互いのことを認識し、「距離感が近い」という特徴にもつながります。社長と社員はもちろん、上司と部下、同僚同士とそれぞれにコミュニケーションを図る機会も多く、「良好な関係を築きやすい」ともいえるでしょう。さらに、距離感やコミュニケーションの部分は、お客さんとの関係にも反映されていきます。
たとえば接客業やサービス業では、マニュアル通りではない、臨機応変できめ細やかな対応がお客さんの心に響く場合もあります。トラブル発生時においても、親身になって問題を解決する姿勢や、トラブルを回避するだけでなく、プラスアルファの対応をしたことで、逆にお客さんから喜ばれる場面も多いのです。
また「構想から実現までが早い」というのも、強みの一つ。組織が大きい場合、新たな提案や挑戦は、会社のトップをはじめとした多くの人に承認を得る必要があります。一方で中小企業は、上の人間に意思決定を仰ぐまでのスピードが早く、適切なタイミングで構想を形にしやすい部分があります。組織が同じゴールに向かって進んだ際には、大きなパワーを発揮できるともいえるでしょう。
成長している企業の共通点は?
実は、成長する企業には、「自律型組織」という共通点があるんです。「自律型組織」とは、メンバーが自ら考え、主体的に動ける人材が集まった組織です。私もクライアント先でこれを提案し、実践している企業は大きく成長していると感じます。
そんな企業は、単純に業績が上がっているだけでなく、社員が働くことに対して前向きで、仕事に楽しさを見出している面も!
時には会社の中に一歩足を踏み入れただけで、そんな雰囲気を感じ取ることもあります。また、働く人が楽しいと思う組織は、良いサービスを生み、自然と消費者にも還元されていくのです。
コロナ禍の厳しい状況は続いていますが、新たなチャレンジを始めた企業も多く、地元の方の声が活力となって、頑張っている企業もたくさん存在しています。私も中小企業診断士として、そんな企業の皆さんを今後も精一杯サポートし、地域活性化へもつながるよう頑張りたいと思います。