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耳より情報
2024年11月15日 [耳より情報]

自らの「野球人生」で得たもの、学んだこと

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。
今回は、車を通してお客さまの暮らしを豊かに!自動車の総合商社 有限会社 中村モーターサービスの中村 健悟が「自らの『野球人生』で得たもの、学んだこと」と題して、お話しします。



これまで本ブログでは、車にまつわる情報などを発信していましたが、今回はそちらをお休みし、私自身のことについて少しお話ししたいと思います。テーマはスバリ『私の人生において欠かせない野球〜そこで得たもの、学びについて』です。

私は現在、かつて自らも所属していた「戸塚リトルシニア」という中学硬式野球チームでコーチをしています。同チームは1970年11月、当初はリトルリーグとして設立しました。(12歳以下が対象のリトルと15歳以下が対象のシニアの2つのチームで構成。現在はシニア中心の活動を行う)神奈川県内のリトルリーグでも2番目に長い歴史をもち、プロ野球選手も輩出。県内外強豪高校へ進み、甲子園を目指し活躍している選手も多く存在しています。

そんな私が野球を始めたのは、小学校3年生の頃。近所の少年野球チームで汗を流し「野球って楽しいなぁ」と感じながらも、「どうせやるなら上を目指したい」という想いが強くなりました。そして中学生になり、「戸塚リトルシニア」へ入部。キャプテンを務め、野球漬けの毎日を過ごすように! その後、野球推薦で「東海大相模高校」へ入学、寮生活がスタートしました。

先輩の代では、甲子園へも出場します。もちろん私たちの代も甲子園を目指して必死に練習していましたが、残念ながらその夢は叶いませんでした。ただ、この3年間で非常に多くのものを得たと感じています。何よりも監督や先輩から「人間育成」をしてもらったこと。これがとても大きかったです。多少厳しさを感じる面もありましたが、そこには信頼関係があり、何より厳しさの中にも“愛”があり……大きく成長することができました。

これはおそらく、普通に高校生活を送る中では得られなかったことかもしれません。そういう意味では数々の経験を通し、人間育成をしてもらったことを改めて感謝しています。

また、これは社会に出てから大きな”財産“となって返ってきました。たとえば仕事で少し辛いことがあっても、「高校時代を思えば乗り越えられる」というマインドで向き合えた。苦しさよりも楽しさを感じながら、日々仕事に取り組むことができました。

今から24年前、高校時代の恩師でもある野球部の監督のもとへ行くと、「出身チーム(戸塚リトルシニア)で、野球への情熱を子どもたちに伝える活動をしてみないか?コーチとして戻らないか?」といった話しがありました。

自分としても、「何らかの形で野球を続けたい」「自分が得た経験を子どもたちに伝えたい」という想いがあり、この話を受けることに決めます。そこから24年経った今、改めて感じるのは「子どもたちへの指導は難しい部分も多いけど、非常にやりがいがある」「私自身も大きなものを得ている」ということ。実は子どもから教わることはとても多く、私の方が学んだり、気づかされることがあります。

練習を積んでいく中、そんな成長を目の当たりにできるのは贅沢なことです。たとえば打てなかったメンバーが、努力の末に打てるようになった。そんなうれしい場面に立ち合えることは、本当に貴重だと思っています。

私は現在、コーチとして週に4日程(土日含む)練習に参加していますが、そこで心がけていることがあります。それは、「必ず全員と話すようにする」ということ。

チームには70〜80人のメンバーが所属しているため、「話すこと」を意識しない限り難しい面も! しかし、それでも行う意味がある。特に中学生という多感な時期だからこそ、1人1人の一挙手一投足を見逃ないよう指導にあたる必要があります。直接話しながら相手の表情を見ることで、各々の”変化”を感じることができるのです。

自分自身が野球を通して「人間形成」をしてもらったように、(少し大げさな言い方になりますが)私も今、野球を通じて「人間教育」に携わっています。といっても、特別なことをしている訳ではありません。「時間や約束を守ること」「道具を大事にすること」「整理整頓」「挨拶」など、人として当たり前のマナー、生きる上でのルールのようなものを伝えています。私たちが幼い頃、近所のお節介なおじちゃんやおばちゃん達が、いわゆる家庭での“しつけ”のようなことを自然と教えてくれましたよね? まさに、そんな感じです!

最近では、チームを卒業したメンバーが会いに来てくれて、就職や仕事についての相談を受けることもあります。野球を通じ、今でも繋がりが持てることが本当にうれしいです。同時に、今後も卒業したOB達がいつでも帰ってこられるよう、チームを存続させていくことが大事だなぁと! そして、これからも日本一を目指して練習にはげみ、社会で通用する青年の育成に力を注ぎたいと思っています。

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