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耳より情報
2024年04月15日 [耳より情報]

終活を始めるのはいつ?気軽にできる『終活』とは?

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は故人様への”心を映す“式を形に 地域とともに歩む葬儀社 横浜セレモ株式会社の加藤 芳俊が「終活を始めるのはいつ?気軽にできる『終活』とは?」と題して、お話しします。


先日、数十年ぶりに高校時代の同窓会に参加しました。仕事や健康の話に始まり、最後に出た話題は『終活』。そろそろ親の世代が終活を始めたという友人が、続けてこのような話を始めました。

「実はさ、昨年幼馴染が突然亡くなったんだよ……。これまで特に病気をしていた様子もないし、急なことで家族もショックが大きかったと思う。それに何よりも、この世代で終活なんてしていないから、銀行関係の手続きとか知り合いの連絡先とか、家族も知らないことが多くて、本当に大変そうだったよ」

そんな話から、何か私(横浜セレモ/加藤)の立場でアドバイスは無いか?と求められ、即座に答えたのは、「終活を始める時期に“早すぎる”は無いと思う」ということでした。

今回の方のように、死は突然やってくることも考えられます。そのとき、身近な家族に大きな負担を残さないためにも、そして故人の遺志を継ぐためにも、遺言書やエンディングノートなどはとても“重要なもの”になるでしょう。

そして改めて考えてみると、私自身は「終活で何をするべきか?」などの知識はあるものの、実際にそこまで準備を進めていないのが現状でした。しかし今回のことで、「終活の中でも、最低限のことはしておこう!と痛感したのです。

終活といってもさまざまな内容がありますが、最低限必要な情報をまとめておく『終活ファイル』を作っておくことはオススメです。ファイルの中にいれるものは、下記のような内容(一例)となります。

■パスワード関係(携帯電話、銀行、クレジットカード、課金サービスなど)
■銀行のキャッシュカード、クレジットカード、運転免許証のコピー
■年金手帳、固定資産税納税通知書、生命保険や火災保険などの書類
■戸籍謄本
■連絡先リスト
■葬儀やお墓などの希望
■介護や終末期治療の希望

ただし家族といっても、「現段階で携帯電話のパスワードを知られるのは、少し抵抗がある」という方もいるはずです。その場合は、こういった終活ファイルを信頼できる方に預ける(司法書士など)という方法もあります。またパスワード関係に関しては、自身が亡くなった後、遺族に知らせるサービスも登場しています。今後、そのようなサービスの状況や進展もチェックしながら、自身にあった形で終活を進めていくのが良いのかもしれません。

弊社(横浜セレモ)では、9割のお客さまが紹介や、リピーターの方。かつて利用していただいた方から、「葬儀後は力が抜けて何をしてよいか分からなかったけど、お墓関係や色々な手続きのことまで相談できて、本当に有難かったです。『葬儀が終わって支払いをしたら終わり』だと思ったのに、セレモさんは違うんですね」との言葉をいただいたことがありました。

弊社の強みの一つに「ご家族に寄り添う式をおこなう」というものがありますが、それは葬儀が終わってからも同じです。簡単な言葉にするとアフターフォローということになりますが、故人をお見送りしたご家族が、その後も私たちを「頼れる存在」と感じてくれること。それは、私たちにとってとても有難いことなのです。

そんな中、最近では終活のご相談も多く寄せられるように……! 今回のことで、私自身もさらに終活のことを深く考えるようになりました。これからも、関わらせていただくお一人ひとりの方に寄り添い、ご満足いただけるように力を注いでいきたいと思います。

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