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耳より情報
2022年05月30日 [耳より情報]

住み慣れた家を、いつまでも快適な場所に!

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、戸建てやアパートの建築から、住環境を快適にするためのリフォームまで有限会社 佃建設の佃 竜也が「住み慣れた家を、いつまでも快適な場所に!」と題してお話しします。



弊社(佃建設)は、1987年に先代である父が創業し、私で2代目になります。主に木造一戸建やマンションの内装、キッチン・お風呂・洗面台・トイレ等のリフォーム交換工事から、室内の小さな修繕改修工事、水回り、トイレやお風呂の水漏れ修繕工事や新築戸建、新築アパートの建築を対応。室内のみならず、戸建の外回り工事(ウットデッキの設置工事やブロックフェンスの設置工事、カーポート設置工事、雨漏り修繕工事)などもおこなっています。

ご依頼内容はさまざまですが、先代の頃からお付き合いが続いているお客さまが多いのは、弊社の特徴の一つです。“長いお付き合い”ということで、築年数が40〜50年のご自宅に住んでいる方もいることから、ここ数年はリフォームのご相談が増えました。そんな中、今回は改めて自社の業務を振り返り、印象に残っている現場(施工)についてお話ししたいと思います。



この仕事していて常に感じることは、「建物と住む人が一緒に年を重ねていく」ということ。そして、会社としてはもちろん、私自身も「長年住み慣れた家を、住む人の暮らしに合わせて快適にする」という部分を大事にしています。

最近多いご依頼は、「段差の解消や手すりの設置」です。
・母親が近い将来、車椅子での生活になる予定
・まだ数年は、このまま“住み慣れている家で暮らしたい”という希望がある
・お手洗いで怪我をしそうになったことがある

先日もこのような相談を受け、ご自宅の一部をリフォームすることになりました。

(以前のブログでもお伝えしましたが)弊社は「横浜市の介護保険住宅改修受領委任払い取扱事業者」です。弊社に依頼いただいた場合、お客さまは介護保険の自己負担分だけで済み、全額分の工事費用を支払う必要がありません。病気や年齢を重ねたことで、それまで居心地の良かった家に不便さを感じるのは、とても残念なこと。それを解消するのが私たちの役目です。今後も、お客さまに快適な住環境を届けていきたいと思っています。
参照・・・・知っておきたい!介護保険を使った住宅改修の基礎知識

(以下、お客さま先の施工写真)


段差を無くして手すりを設置




お客さまの中には、築年数が100年以上のご自宅に住んでいる方もいらっしゃいます。もちろん、先代の頃からのお付き合い。その頃から何度も修繕しているご自宅を私が引き継ぎ、お部屋はもちろん、備え付けの棚なども全て壊して作り直し・・・など、あらゆる部分を任せてもらっています。

しかし、このように築年数のある建物を扱うには、ある種の知識や経験が必要です。たとえば、柱を支える梁の部分。解体すると、昔ながらの日本家屋にあるような丸太の梁が現れます。現在は四角い梁がほとんどのため、それをどのようにして補強するか? などについては、知識や経験がないと対応することができません。

私もその知識を父から学び、現場で教わりながら身に付けていきました。自分が生まれる50年以上も前に建てられた家。その修繕などを担当させてもらうことは大変貴重で、このような現場に携われることをとても有難く感じています。

さらに、こちらのお客さまからは「お隣にお住まいの方から、境界をはみ出しているとのご指摘を受け、建物を減築したい」とのご要望もありました。具体的には、「フェンス等でしっかりした境界を作りたいので、建物を引っ込めてほしい」という内容です。

増築ではなく減築となると、あらゆる課題が生じます。たとえば、無くして良い柱とダメな柱、梁のおさまり、建物の補強など。それぞれの現場ごとに収まりが異なるため、慎重に判断をしながら作業を進めることになります。それだけに予想以上の時間がかかったり、技術的に苦労する面もありました。

しかし、数週間にわたる工事を終えた最終日、お客さまのところへ報告に行くと「ありがとうございます! 明日から心地よく過ごせそうです」という言葉が! そして、同時にホッとした表情をみせてくれたことで、私も大変うれしい気持ちになりました。

これからも、お客さまのご要望に応えられるよう、そして工事完了後には大きな満足感を提供できるよう、精一杯取り組んでいきたいと思っています。
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