耳より情報
2023年11月30日 [耳より情報]
新しい供養の形「家庭用墓石」のご紹介
オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、地域の頼れる不動産アドバイザー トラストバンク株式会社の齋藤 健児が「新しい供養の形『家庭用墓石』のご紹介」と題して、お話しします。
あらゆる価値観が多様化してきた現代は、お墓の形もさまざまです。故人の希望に沿ったお墓はもちろん、残された家族のことを考えたお墓など、複数の選択肢の中から選ぶことができるようになりました。
私自身も数年前、家族のお墓について決断すべき時が訪れました。今回は、そんな私が選択したお墓の形、そこで感じたことなどを皆さんにお話したいと思います。
年齢を重ねるにつれ、大切な人との別れを経験する機会も増えます。私は数年前、弟を亡くしました。私自身はもちろんですが、母の悲しみは計り知れないものだったと思います。そんな中「お墓をどうするか」については、母と時間をかけて話し合い、その結果「永代供養」をしようという答えにたどり着きました。
永代供養を選択したのは、母が高齢で足腰が弱いため、一人でお墓参りに行くことや、お墓の管理をすることが難しいという理由です。しかし母からしてみると、(母たちの世代的な考え方からも)お墓が無いというのは、心情的に寂しさや後ろめたさを感じるようで、再び「何か良い方法はないか?」と考えるようになりました。
私は「トラストバンク株式会社」の代表とともに、「みらいの整理サポート」の代表取締役をしています。「みらいの整理サポート」は、生前・遺品整理を中心とした業務をおこなっている会社です。そのため、日頃からご高齢の方やそのご家族と接し、ご自宅にお邪魔する機会もあります。
そこで感じたことは、お会いした方々はご自身のご先祖やお墓、お仏壇を大事にしているということ。そして、私たち家族と同じように「お墓をどうするか」について悩んでいる方が多いということでした。
あるとき、創業80年以上の墓石屋さん「株式会社石半」に出会いました。そこでお墓の件を相談してみると、まさにタイムリーなお話しが! ちょうど、家庭用墓石(自宅のリビングや仏壇の部分におけるような墓石)を作る構想があるというのです。逆に「どう思いますか?」と問われた私は、「こういう形を望んでいる方は多いと思うので、ニーズは絶対にあるでしょう」と答えました。
なぜなら、先ほども触れたように「みらいの整理サポート」でお会いしたお客さまの”声“からも、喜ぶ方は多いと感じたのです。もちろん、母の想いである「お墓を管理するのは難しい」「でも、お墓が無いことは寂しい」とマッチするとも思ったので、さっそく私の方からも商品化を提案させていただきました。
こちらの「家庭用墓石」は、遺骨の一部を分骨して墓石の中に入れることができるため、自宅に居ながら故人を近くに感じることができます。その話を母にしたところ、「実は、永代供養を決めたときは、お墓を作らない“後ろめたさ”のようなものを感じていたのよ。これは、自分が考えていた理想に近いわ」と喜んでくれました。
それから数日後、さっそく家庭用墓石を依頼することに! まずは作成前にサンプルの実物を見せていただき、<大きさ・石の種類・色>を確認します。この段階でイメージをしっかりと固められたので、私も母も完成の日まで、安心してお任せすることができました。
そして、いよいよ「家庭用墓石」完成の日をむかえます。 サンプルと同じ石を使用しているにも関わらず、その輝きに私も母も大変感激しました。自宅に墓石があることで、まるで毎日お墓参りができているような感覚もあり、さらに故人をより近くに感じられる点は「家庭用墓石」ならではだと思います。
「この形にして良かったね」と笑顔で話す母。以前感じていた「お墓を作らなかったことへの”後ろめたさ”」は完全に無くなったようです。そんな母の姿を見て、私もホッとしたのと同時にうれしくなりました。
今回は私の実体験に基づきながら、「家庭用墓石」についてお話ししました。お墓や供養の形が多様化する現代、今こそ大事な方たちと「お墓をどうするか?」について考えてみてはいかがでしょうか。
お墓の問題に直面したら、どうすべき?
私自身も数年前、家族のお墓について決断すべき時が訪れました。今回は、そんな私が選択したお墓の形、そこで感じたことなどを皆さんにお話したいと思います。
年齢を重ねるにつれ、大切な人との別れを経験する機会も増えます。私は数年前、弟を亡くしました。私自身はもちろんですが、母の悲しみは計り知れないものだったと思います。そんな中「お墓をどうするか」については、母と時間をかけて話し合い、その結果「永代供養」をしようという答えにたどり着きました。
永代供養を選択したのは、母が高齢で足腰が弱いため、一人でお墓参りに行くことや、お墓の管理をすることが難しいという理由です。しかし母からしてみると、(母たちの世代的な考え方からも)お墓が無いというのは、心情的に寂しさや後ろめたさを感じるようで、再び「何か良い方法はないか?」と考えるようになりました。
「家庭用墓石」との出会い
そこで感じたことは、お会いした方々はご自身のご先祖やお墓、お仏壇を大事にしているということ。そして、私たち家族と同じように「お墓をどうするか」について悩んでいる方が多いということでした。
あるとき、創業80年以上の墓石屋さん「株式会社石半」に出会いました。そこでお墓の件を相談してみると、まさにタイムリーなお話しが! ちょうど、家庭用墓石(自宅のリビングや仏壇の部分におけるような墓石)を作る構想があるというのです。逆に「どう思いますか?」と問われた私は、「こういう形を望んでいる方は多いと思うので、ニーズは絶対にあるでしょう」と答えました。
なぜなら、先ほども触れたように「みらいの整理サポート」でお会いしたお客さまの”声“からも、喜ぶ方は多いと感じたのです。もちろん、母の想いである「お墓を管理するのは難しい」「でも、お墓が無いことは寂しい」とマッチするとも思ったので、さっそく私の方からも商品化を提案させていただきました。
「家庭用墓石」を喜んでくれた母
それから数日後、さっそく家庭用墓石を依頼することに! まずは作成前にサンプルの実物を見せていただき、<大きさ・石の種類・色>を確認します。この段階でイメージをしっかりと固められたので、私も母も完成の日まで、安心してお任せすることができました。
そして、いよいよ「家庭用墓石」完成の日をむかえます。 サンプルと同じ石を使用しているにも関わらず、その輝きに私も母も大変感激しました。自宅に墓石があることで、まるで毎日お墓参りができているような感覚もあり、さらに故人をより近くに感じられる点は「家庭用墓石」ならではだと思います。
「この形にして良かったね」と笑顔で話す母。以前感じていた「お墓を作らなかったことへの”後ろめたさ”」は完全に無くなったようです。そんな母の姿を見て、私もホッとしたのと同時にうれしくなりました。
今回は私の実体験に基づきながら、「家庭用墓石」についてお話ししました。お墓や供養の形が多様化する現代、今こそ大事な方たちと「お墓をどうするか?」について考えてみてはいかがでしょうか。