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耳より情報
2022年04月28日 [耳より情報]

知っておこう! 不用品処分&貴重品管理のポイント

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、寄り添った生前整理・遺品整理のお手伝いをみらいの整理サポート株式会社の伊藤 一輝が「知っておこう! 不用品処分&貴重品管理のポイント」と題してお話しします。



最近、お客さまからのご質問で多いのが「処分方法の分からない物が出てきた」といった内容です。さっそく、先日ご依頼のあったお客さま(Aさん)を例にお話しします。

実家の片付けを始めたAさん。ご両親が、実家から高齢者専用住居に引越しをするということで、不用品回収のご依頼がありました。すると、約束の前日にAさんから連絡が! 「すみません。今、先に整理を始めたのですが、押し入れの中から『日本刀』が見つかったんです。本人に聞いてみると、前に処分したはずだと勘違いしていて……。どうしたら良いでしょうか?」

Aさんのご実家に到着すると、「今、再び父から連絡があり、刀を所持するために必要な『登録書』もあったはずだが保管場所を覚えていない、と言われて……」と、不安な表情のAさん。さっそく、刀の所持や処分について整理していきましょう。

<みらいの整理サポートの回答>
●鉄砲や刀類を所持する場合には、登録証が必要です。まずは、「銃砲刀剣類登録証」の有無を確認しましょう。

→登録証がある場合
●刀剣と登録証の記載内容に相違がないか、確認しましょう。
●自宅で所有せずに処分する際は、警察署に連絡した上で処分を依頼しましょう。
(安全性を考慮し、引き取りの依頼をする形がおすすめです)
※各都道府県の教育委員会に相談の上、美術館や博物館などに寄付、もしくは日本刀の専門店に売却する方法もあります。

→登録証が無い場合
●登録書が無い場合、「鉄砲刀剣類所持等取締法」違反となるため、速やかに警察署で「「刀剣類発見届出済証」の交付を依頼し、銃砲刀剣類登録証の申請をおこないましょう。
●登録証が無い場合、外に持ち出すことも一切禁止されているので注意しましょう。
(銃砲刀剣類登録証の申請には、都道府県の教育委員会が実施する登録会に参加する必要があります。詳しくは各自治体のホームページを参照ください)



処分方法の悩みは、こういった危険物だけに限りません。遺品整理でお伺いした場合、「亡くなった家族の持ち物を、どう処分していいか分からない」といったご相談を受けることもあります。

たとえば、大切にしていた趣味の道具や長年愛用していた文房具、いつも身に付けていたアクセサリーや眼鏡、衣類など。そこには故人の“想い”も宿っていると感じ、処分に悩む方も多いでしょう。

そんなとき、弊社が提案するのは「魂抜き(魂を抜き、物にかえす供養をおこなう)」という方法です。供養を通じて感謝の気持ちを形にし、愛用品とそこに詰まった想い出とのお別れを、心を込めてサポートさせていただきます。

僧侶がお客さまの希望先に出向き、その場で供養する。もしくは、弊社が供養を希望する物をお預かりし、提携先の寺院にて合同供養を行なう形です。(愛用品にとどまらず、“手放しづらい物”にも対応できます。仏壇や仏具、アルバムや人形など、供養の対象に制限はありません)※詳しくは、こちらから。https://www.orchest-life.com/memorial.html

亡くなった家族の持ち物は、すぐに処分せず残しておくといった方法もあるかもしれません。しかし、やがて自分が管理できずに他の家族へ引き継ぎ、その家族が困る……といった流れが続くこともあるでしょう。そんな中、「魂抜き」を選択肢の一つとして認識していただければと思います。


次にお話しするのは、処分から一転、貴重品の“保管”についてです。たとえば、遺品整理などでお客さまのご自宅に伺った際、「タンスの中身はすべて出したので、処分してください」と引き渡されたとします。ところが、弊社のスタッフが再度タンスの中を確認すると、引き出しの中に新聞紙が引いてあり、その中に現金が敷き詰められていた、といったことがあるのです。

先日も同様のことがあり、結果的にお客さま(お子さん)も知らない、お母様さまの「へそくり」ということが分かりました。万が一、空き巣が入ったときのことを考え、すぐに見つからないようにと、「冷蔵庫」や「トイレのタンク」「植木鉢」など、”ちょっと意外な場所”に保管する方もいるでしょう。もちろんこれも一つの方法ですが、一番避けたいのは、「保管場所を忘れる」というケースです。

弊社のお客さまでも、「辞書の中に現金を挟んでいたが、結局忘れて捨ててしまった」という声を聞くことも! 現金に限らず、いざ貴重品を探すというタイミングになって「どこを探しても見つからない」といったことは、よくあります。

これらのことを踏まえ、やはり貴重品は「分かりやすい場所」への保管がお勧めです。自分自身が管理しやすいのはもちろん、誰かに整理や片付けをお願いするときも、スムーズに作業を進めることができます。

セキュリティの観点より「定番の場所に保管すると、空き巣に狙われるのではないか?」と、不安に思う方もいるかもしれません。そこは次のステップとして、家全体のセキュリティ面を考えていきましょう。

弊社では、単純に片付けをサポートするのではなく、お客さまの気持ちを整理するお手伝いもさせていただきます。片付けを始める前段階のご質問やご相談も含め、ぜひオーケストライフまでお気軽にご連絡ください。
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