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2021年07月10日 [耳より情報]
弁護士×カギ・防犯会社がタッグを組んだ事例紹介
オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。
今回は、11人の弁護士を中心に専門知識を活かしたサポートを！
弁護士法人LM総合法律事務所の竹中 一真による「弁護士×カギ・防犯会社がタッグを組んだ事例紹介」をお届けします。
皆さん、こんにちは。弁護士の竹中です。
ある日、長年お付き合いのある顧問先（A社）の人事担当者から、弊所（LM総合法律事務所）に連絡がありました。話を聞いてみると、ある2人の従業員から、『会社にいる間、誰かに財布の中身を盗まれたかも知れない』という報告があったと言うのです。しかし、いずれも『1000円札が足りないような気が……』という不確かな情報でした。私は、早速人事担当者と一緒に、２人の従業員と面談をしました。すると「数時間ほど執務エリアにカバンを置いていた」という共通点が！ 基本的にカバンや財布は個人ロッカーへ保管する決まりになっていますが、2人とも営業先から戻ってすぐに電話応対をしていたため、カバンを机の脇に置いていたようでした。
私は、A社の代表取締役に詳細を報告し、了承を得て、オーケストライフのメンバーである村松氏（カギ・防犯会社の有限会社ロックセキュリティムラマツ）に防犯カメラ設置の手配を依頼しました。村松氏からは、「それなら、早めに取り付けましょう」とすぐに返事があり、翌日には取り付けが完了。週明けには、全従業員に防犯カメラ設置の旨が共有されました。
それから3日間、人事担当者が防犯カメラの映像を確認したところ、不審な動きをしている従業員を発見しました。その従業員は明らかに離席が多く、不用意に机の下や引き出しの近くを覗いていたのです。また、防犯カメラの存在自体を頻繁に気にしている様子もありました。人事担当者は迷ったあげく、離席が多い点を注意するため、その従業員と面談することを決めました。ところが、先に従業員の方から「話したいことがあります」と申し出てきたのです。
結果的にその従業員は謝罪し、財布からお金を盗んだことを認めました。人事担当者が理由を聞くと、以下のように答えたそうです。
「クレジットカードの返済で、早急にお金が必要だった。まだ足りないので盗むチャンスを探していた。でも、防犯カメラが設置されたことで自分が疑われていると思い、取返しのつかないことをしてしまった……と目が覚めた」
残念ながら、社内で犯罪が起きてしまったA社。しかし、防犯カメラの設置により、次の犯行を抑止することは出来ました。タイミングが少しでも遅ければ、さらに大きな事件へと発展していたかもしれません。今回のケースは、“スピーディーにメンバーと連携することの大切さ”を改めて教えてくれました。
先ほどは企業での事例をご紹介しましたが、私たちは一般のご家庭にお邪魔することも多くあります。最近では、ある依頼者から、「父の自宅に金庫が発見された。財産があるかもしれないので、開けてほしい」というお願いがあり、私と村松氏で訪問したことがありました。
被相続人であるお父様の財産をめぐり、兄弟間で疑心暗鬼になっていました。連絡があったのは、遺産分割交渉の依頼を受けて財産調査をしていたタイミングでした。金庫については誰も詳細を知らないため、カギ業者による対応が必要となります。公正を期するために相続人全員に集まってもらい実際に金庫を開けてみると、いくらかの現金、複数の株券と権利証、貴金属が納められていました。
このあと兄弟間のあらぬ疑いは解消され、スムーズに遺産分割協議を行うことができました。遺産分割が解決したとき、依頼者からこのような連絡がありました。
「第三者に金庫を開けてもらうのは少し抵抗がありましたが、ご紹介ということでしたので決めました。でも、対応が丁寧な上に作業もスムーズだったので、お願いして本当に良かった。金庫を開けてもらった日をきっかけに、弟からの疑いも解消されたと思います」。
これは、私と村松氏にとってもうれしい連絡でした。
今後も、私たち士業と業者の皆さん（その道のプロ）の繋がりを強みとし、ワンストップでより良いサービスの提供を行っていきたいと思っています。
※プライバシー保護の為、お客様情報の一部の表現を変更させて頂いております。
今回は、11人の弁護士を中心に専門知識を活かしたサポートを！
弁護士法人LM総合法律事務所の竹中 一真による「弁護士×カギ・防犯会社がタッグを組んだ事例紹介」をお届けします。
皆さん、こんにちは。弁護士の竹中です。
オーケストライフは、11の士業グループ「LTR」と、地域で活躍している業者のみなさん（工務店、防犯、片付け等）がタッグを組んでつくった、くらしと住まいの丸ごと安心サポートセンターです。地元ならではの顔の見えるサービスや、迅速な対応ができる点などが大きな強みとなっています。また、さまざまな職種の「プロ」が集まっていることから、時にはタッグを組んで対応させていただくことも！ 今回は、弁護士である私（竹中）と、カギ・防犯会社（有限会社ロックセキュリティムラマツ）がタッグを組んだ事例について、お話しいたします。
スピード感を活かしたメンバーとの連携がポイントに
ある日、長年お付き合いのある顧問先（A社）の人事担当者から、弊所（LM総合法律事務所）に連絡がありました。話を聞いてみると、ある2人の従業員から、『会社にいる間、誰かに財布の中身を盗まれたかも知れない』という報告があったと言うのです。しかし、いずれも『1000円札が足りないような気が……』という不確かな情報でした。私は、早速人事担当者と一緒に、２人の従業員と面談をしました。すると「数時間ほど執務エリアにカバンを置いていた」という共通点が！ 基本的にカバンや財布は個人ロッカーへ保管する決まりになっていますが、2人とも営業先から戻ってすぐに電話応対をしていたため、カバンを机の脇に置いていたようでした。
私は、A社の代表取締役に詳細を報告し、了承を得て、オーケストライフのメンバーである村松氏（カギ・防犯会社の有限会社ロックセキュリティムラマツ）に防犯カメラ設置の手配を依頼しました。村松氏からは、「それなら、早めに取り付けましょう」とすぐに返事があり、翌日には取り付けが完了。週明けには、全従業員に防犯カメラ設置の旨が共有されました。
それから3日間、人事担当者が防犯カメラの映像を確認したところ、不審な動きをしている従業員を発見しました。その従業員は明らかに離席が多く、不用意に机の下や引き出しの近くを覗いていたのです。また、防犯カメラの存在自体を頻繁に気にしている様子もありました。人事担当者は迷ったあげく、離席が多い点を注意するため、その従業員と面談することを決めました。ところが、先に従業員の方から「話したいことがあります」と申し出てきたのです。
結果的にその従業員は謝罪し、財布からお金を盗んだことを認めました。人事担当者が理由を聞くと、以下のように答えたそうです。
「クレジットカードの返済で、早急にお金が必要だった。まだ足りないので盗むチャンスを探していた。でも、防犯カメラが設置されたことで自分が疑われていると思い、取返しのつかないことをしてしまった……と目が覚めた」
残念ながら、社内で犯罪が起きてしまったA社。しかし、防犯カメラの設置により、次の犯行を抑止することは出来ました。タイミングが少しでも遅ければ、さらに大きな事件へと発展していたかもしれません。今回のケースは、“スピーディーにメンバーと連携することの大切さ”を改めて教えてくれました。
信頼できるカギ業者が必要な理由
先ほどは企業での事例をご紹介しましたが、私たちは一般のご家庭にお邪魔することも多くあります。最近では、ある依頼者から、「父の自宅に金庫が発見された。財産があるかもしれないので、開けてほしい」というお願いがあり、私と村松氏で訪問したことがありました。
被相続人であるお父様の財産をめぐり、兄弟間で疑心暗鬼になっていました。連絡があったのは、遺産分割交渉の依頼を受けて財産調査をしていたタイミングでした。金庫については誰も詳細を知らないため、カギ業者による対応が必要となります。公正を期するために相続人全員に集まってもらい実際に金庫を開けてみると、いくらかの現金、複数の株券と権利証、貴金属が納められていました。
このあと兄弟間のあらぬ疑いは解消され、スムーズに遺産分割協議を行うことができました。遺産分割が解決したとき、依頼者からこのような連絡がありました。
「第三者に金庫を開けてもらうのは少し抵抗がありましたが、ご紹介ということでしたので決めました。でも、対応が丁寧な上に作業もスムーズだったので、お願いして本当に良かった。金庫を開けてもらった日をきっかけに、弟からの疑いも解消されたと思います」。
これは、私と村松氏にとってもうれしい連絡でした。
今後も、私たち士業と業者の皆さん（その道のプロ）の繋がりを強みとし、ワンストップでより良いサービスの提供を行っていきたいと思っています。
※プライバシー保護の為、お客様情報の一部の表現を変更させて頂いております。
