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2021年04月30日 [耳より情報]
コロナ禍の今こそ考えよう!葬儀のカタチ
オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。
今回は、故人様への”心を映す“式を形に 地域とともに歩む葬儀社 横浜セレモ株式会社の加藤 芳俊が「コロナ禍の今こそ考えよう!葬儀のカタチ」についてお話しします。
冠婚葬祭の中でも、事前に予測ができない中で行なうセレモニーが葬儀です。それは、故人との最期を過ごす大切な時間とも言えます。そんなセレモニーも、コロナ禍でいくつかの変化が見られるようになりました。今回は、そんな変化や私自身が感じたこと、葬儀の基本的な内容についてお話しします。
ご存知の方も多いとは思いますが、まずは葬儀の種類について見ていきましょう。葬儀にはいくつかの種類があり、参列する方や式の内容により「一般葬」「家族葬」「直葬」「一日葬」などに分けられます。
【一般葬】
遺族・親族をはじめ、友人やご近所の方、会社関係の方など、故人と縁のあった方は誰でも参列できる一般的な葬儀
【家族葬】
一般参列を行わず、家族や親族だけで故人とのお別れの時間を過ごす葬儀
【直葬】
通夜・告別式を行わず、火葬だけを行う葬儀
実は、これらの言葉は葬儀業界が作ったもので、決まった定義はありません。家族葬だけを見ても、葬儀会社によって「血縁関係は問わずに30名まで」「親族であれば何名でも」など、その定義はさまざまです。そのため、希望する葬儀形態を明確にし、葬儀会社の特性を確認することがポイントになります。故人様とのお別れが「希望していたものと違った……」とならないよう、ここはぜひ押さえておいてくださいね。
では次に、それぞれの葬儀によるメリットとデメリットをお伝えします。(こちらも葬儀会社の定義によって異なるため、事前にご確認ください)
【一般葬】
◆メリット・・・故人と縁のあった多くの方にお別れをしていただける。一度にお見送りができるので、自宅弔問の個別対応が無い。
◆デメリット・・・規模が大きいため、準備やおもてなしの気遣いなど、遺族側の負担が大きい。参列者の人数が予想しづらい。
【家族葬】
◆メリット・・・身内だけのため、お別れの時間をゆっくり取れる。規模が小さいため、準備の負担が少ない。
◆デメリット・・・後日、(場合によって)自宅弔問の個別対応が必要。香典収入が少ないため、費用面で喪主家族の負担が多くなる。
【直葬】
◆メリット・・・費用の負担を最小限に抑えられる。短い時間で行える。
◆デメリット・・・故人とのお別れの時間が短い。(5〜10分が目安)。周囲の理解を得られない場合がある。
このほかにも、通夜をおこなわず告別式と火葬のみを一日で行う「一日葬」もあり、遠方の方の宿泊が不要になる点や、遺族の精神的・経済的負担の軽減などがメリットともされています。葬儀の形によってメリットとデメリットがあるので、各特性を捉えた上で選んでいただきたいですね。
新型コロナウイルスの影響は、葬儀の形にもいくつかの変化をもたらしました。以前と比べると、家族葬や一日葬、直葬を選ぶ方が増える傾向に。葬儀社側も感染対策を徹底するのはもちろんのこと、「通夜に参列できる時間を長くし、人が集中しないようにする」「会食は家族だけとし、ほかの方には持ち帰り品を用意する」「オンライン葬儀を実施する」など、各社がそれぞれに工夫しながら、密の回避を実施しています。
また、コロナ禍での変化として「個性を重視した送り方」に重きが置かれているようにも思います。例えば弊社でも、故人様が「サンマーメン」(神奈川県のご当地ラーメン)を好きだったとお聞きしたので、祭壇に飾ることを提案し、ご遺族に喜んでいただいたケースもありました。このように“故人の想いを尊重する葬儀の形”を大事にしながら、これからもさまざまなご提案ができればと考えています。
私自身、このコロナ禍で改めて感じたことがあります。それは、現状をしっかりと踏まえながらも「最終的には(ご遺族の)気持ちを優先し、ベストな選択をしてほしい」ということです。感染リスクを考えると、あらゆる面でまずは「自粛」という言葉が浮かびますよね。でも、 “想い”までを自粛しないでほしいな、と強く感じました。
コロナを心配するがあまり、参列を遠慮される方を見受けられる現状もありますが、一度きりのお別れの時を後悔して欲しくない、という想いもあります。たしかに、感染拡大への予防意識や配慮はとても大切ですし、お子さんからお年を召した方までが集う葬儀の場において、不安が多くなるのも当然です。
そのような皆さまのご不安を和らげ、納得のいくお見送りができるよう、これからも最善を尽くしていきたい。そして、そんなご遺族の気持ちに寄り添える葬儀会社でありたいと思っています。
今回は、故人様への”心を映す“式を形に 地域とともに歩む葬儀社 横浜セレモ株式会社の加藤 芳俊が「コロナ禍の今こそ考えよう!葬儀のカタチ」についてお話しします。
冠婚葬祭の中でも、事前に予測ができない中で行なうセレモニーが葬儀です。それは、故人との最期を過ごす大切な時間とも言えます。そんなセレモニーも、コロナ禍でいくつかの変化が見られるようになりました。今回は、そんな変化や私自身が感じたこと、葬儀の基本的な内容についてお話しします。
葬儀にはどんな種類がある?
ご存知の方も多いとは思いますが、まずは葬儀の種類について見ていきましょう。葬儀にはいくつかの種類があり、参列する方や式の内容により「一般葬」「家族葬」「直葬」「一日葬」などに分けられます。
【一般葬】
遺族・親族をはじめ、友人やご近所の方、会社関係の方など、故人と縁のあった方は誰でも参列できる一般的な葬儀
【家族葬】
一般参列を行わず、家族や親族だけで故人とのお別れの時間を過ごす葬儀
【直葬】
通夜・告別式を行わず、火葬だけを行う葬儀
実は、これらの言葉は葬儀業界が作ったもので、決まった定義はありません。家族葬だけを見ても、葬儀会社によって「血縁関係は問わずに30名まで」「親族であれば何名でも」など、その定義はさまざまです。そのため、希望する葬儀形態を明確にし、葬儀会社の特性を確認することがポイントになります。故人様とのお別れが「希望していたものと違った……」とならないよう、ここはぜひ押さえておいてくださいね。
種類別のメリット・デメリットは?
では次に、それぞれの葬儀によるメリットとデメリットをお伝えします。(こちらも葬儀会社の定義によって異なるため、事前にご確認ください)
【一般葬】
◆メリット・・・故人と縁のあった多くの方にお別れをしていただける。一度にお見送りができるので、自宅弔問の個別対応が無い。
◆デメリット・・・規模が大きいため、準備やおもてなしの気遣いなど、遺族側の負担が大きい。参列者の人数が予想しづらい。
【家族葬】
◆メリット・・・身内だけのため、お別れの時間をゆっくり取れる。規模が小さいため、準備の負担が少ない。
◆デメリット・・・後日、(場合によって)自宅弔問の個別対応が必要。香典収入が少ないため、費用面で喪主家族の負担が多くなる。
【直葬】
◆メリット・・・費用の負担を最小限に抑えられる。短い時間で行える。
◆デメリット・・・故人とのお別れの時間が短い。(5〜10分が目安)。周囲の理解を得られない場合がある。
このほかにも、通夜をおこなわず告別式と火葬のみを一日で行う「一日葬」もあり、遠方の方の宿泊が不要になる点や、遺族の精神的・経済的負担の軽減などがメリットともされています。葬儀の形によってメリットとデメリットがあるので、各特性を捉えた上で選んでいただきたいですね。
Withコロナで葬儀の形にも変化が
新型コロナウイルスの影響は、葬儀の形にもいくつかの変化をもたらしました。以前と比べると、家族葬や一日葬、直葬を選ぶ方が増える傾向に。葬儀社側も感染対策を徹底するのはもちろんのこと、「通夜に参列できる時間を長くし、人が集中しないようにする」「会食は家族だけとし、ほかの方には持ち帰り品を用意する」「オンライン葬儀を実施する」など、各社がそれぞれに工夫しながら、密の回避を実施しています。
また、コロナ禍での変化として「個性を重視した送り方」に重きが置かれているようにも思います。例えば弊社でも、故人様が「サンマーメン」(神奈川県のご当地ラーメン)を好きだったとお聞きしたので、祭壇に飾ることを提案し、ご遺族に喜んでいただいたケースもありました。このように“故人の想いを尊重する葬儀の形”を大事にしながら、これからもさまざまなご提案ができればと考えています。
“想い”の自粛はしないでほしい
私自身、このコロナ禍で改めて感じたことがあります。それは、現状をしっかりと踏まえながらも「最終的には(ご遺族の)気持ちを優先し、ベストな選択をしてほしい」ということです。感染リスクを考えると、あらゆる面でまずは「自粛」という言葉が浮かびますよね。でも、 “想い”までを自粛しないでほしいな、と強く感じました。
コロナを心配するがあまり、参列を遠慮される方を見受けられる現状もありますが、一度きりのお別れの時を後悔して欲しくない、という想いもあります。たしかに、感染拡大への予防意識や配慮はとても大切ですし、お子さんからお年を召した方までが集う葬儀の場において、不安が多くなるのも当然です。
そのような皆さまのご不安を和らげ、納得のいくお見送りができるよう、これからも最善を尽くしていきたい。そして、そんなご遺族の気持ちに寄り添える葬儀会社でありたいと思っています。